翼広げて飛ぶ鳥形埴輪、国内初

和歌山県教委は2005年7月20日、和歌山市岩橋の国の特別史跡「岩橋(いわせ)千塚古墳群」で、翼を広げて飛ぶ姿を表現した鳥形埴輪(はにわ)が見つかった、と発表した。6世紀前半に作られたとみられる。鳥形埴輪は全国で100例以上見つかっているが、翼を広げた埴輪は初めて。見つかった鳥形埴輪は全体が赤茶色の素焼きで、高さ約40センチ、全長約50センチ。右側には長さ約25センチの翼が接合され、左翼はちぎれた状態だった。水平に飛んでいる格好を表したとみられる。

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